Fe-Cr-Al合金電熱抵抗線
説明
Fe-Cr-Al合金線は、イットリウムやジルコニウムなどの反応性元素を微量に含む鉄・クロム・アルミニウム基合金を原料とし、製錬、圧延、鍛造、焼鈍、引抜き、表面処理、抵抗管理試験等により製造されます。
アルミニウムの含有量が高く、クロムの含有量が高いため、スケーリング温度は 1425°C (2600°F) に達することがあります。
Fe-Cr-Al線はコンピュータ制御による高速自動冷却機により成形され、ワイヤーとリボン(ストリップ)として供給されます。
製品の形状とサイズ範囲
丸線
0.010 ~ 12 mm (0.00039 ~ 0.472 インチ) の他のサイズもご要望に応じてご利用いただけます。
リボン(平角線)
厚さ: 0.023-0.8 mm (0.0009-0.031 インチ)
幅: 0.038-4 mm (0.0015-0.157 インチ)
幅/厚さの比率は最大 60、合金と公差に応じて異なります。
他のサイズもリクエストに応じてご利用いただけます。
抵抗電熱線は強力な抗酸化作用を持っていますが、炉内の空気、炭素、硫黄、水素、窒素雰囲気などのさまざまなガスが一定の影響を及ぼします。
これらの電熱線は全て酸化防止処理を施してありますが、輸送、巻き取り、設置等の過程である程度のダメージが発生し、寿命が短くなります。
寿命を延ばすために、お客様は使用前に予備酸化処理を行う必要があります。完全に設置した合金エレメントを乾燥空気中で所定の温度(使用最高温度より100〜200℃低い温度)まで加熱し、5〜10時間保温した後、炉で徐冷する方法です。